Blenderのインストール方法(Linux版)

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Blenderのインストール(Linux)

 
 
 
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Linux版のインストール

ここでは、Linux版のインストール手順を説明しています。

  
Windows版をインストールした方は、ここは飛ばして、基礎知識へ進んでください。

Linux版のBlenderをインストールするにはいくつかの方法があります。 ここでは、おすすめ順にLinux版Blenderのインストール方法を紹介します。

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方法1 パッケージをインストール

まず、1つめは、使用しているLinuxディストリビューション向けのパッケージを利用する方法です。 Blenderの公式サイトで配布されているわけではなく、それぞれのLinuxの開発元が準備しているものです。

利点は、簡単なコマンドでインストールできること、パッケージ管理の対象となること、そして、不具合を含んでいる可能性が低いことです。 ただし、含まれているBlenderのパッケージがBlender 2.72bである可能性は低いでしょう。

  
まずは、この方法(パッケージの利用)でインストールすることをおすすめします。

パッケージのインストール手順は以下の通りとなります。

 

Ubuntuの場合

まずは、Blenderのパッケージのバージョンを確認します。 GNOME端末を開き


apt-cache show blender | grep Version

と実行します。 以下のようにバージョンが表示されます。

username@hostname:~$ apt-cache show blender | grep Version
Version: 2.72b-1
  
上の例では "2.72b" がバージョン番号です。
  
上の例では "2.72b-1" の "-1" はUbuntu内での改訂番号です。

上記のようにUbuntuに含まれているパッケージが2.72bであればそれをインストールしましょう。 UbuntuでのBlenderパッケージのインストールは、


sudo apt-get update
sudo apt-get install blender

と実行します。 "先に進みますか? [Y/n/?]"と訊かれる場合は、yを押して続行してください。

パッケージのインストールが完了したら、メニューに追加されたBlenderのメニュー項目からBlenderを起動してください。

  
Blenderが起動し、画面が表示されたからといって、正常に動作しているとは限りません。 本ウェブサイトの記事に沿って作業を進めていく過程で、表示や動作がおかしいと感じた場合は、パッケージでは動作しないということですので、公式バイナリでのインストール作業を行ってください。
 

Fedoraの場合

まずは、Blenderのパッケージのバージョンを確認します。 GNOME端末を開き


su -

として、rootのパスワードを入力して、システム管理者(root)にスイッチします。 続けて、


yum list blender

と実行します。 以下のようにバージョンが表示されます。

[root@localhost ~]# yum list blender
読み込んだプラグイン:langpacks, refresh-packagekit
利用可能なパッケージ
blender.x86_64                       1:2.72b-1.fc20                       updates
  
上の例では "2.72b" がバージョン番号です。
  
上の例では "2.72b-1" の "-1" はFedora内での改訂番号です。

上記のようにFedoraに含まれているパッケージが2.72bであればそれをインストールしましょう。 FedoraでのBlenderパッケージのインストールは、


yum install blender

とします。 "Is this ok [y/d/N]:"と訊かれるので、yを押して続行してください。

パッケージのインストールが完了したら、メニューに追加されたBlenderのメニュー項目からBlenderを起動してください。

  
Blenderが起動し、画面が表示されたからといって、正常に動作しているとは限りません。 本ウェブサイトの記事に沿って作業を進めていく過程で、表示や動作がおかしいと感じた場合は、パッケージでは動作しないということですので、公式バイナリでのインストール作業を行ってください。
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方法2 公式バイナリをインストール

2つめは、Blenderの公式サイトで配布されている公式バイナリを利用する方法です。 パッケージが正常に動作しなかった場合、またはパッケージがBlender 2.72bでなかった場合はこの方法でインストールしてみてください

なお、Blenderを全てのユーザが利用できるようにするなら、管理者(root)で作業を行ってください。 あるユーザだけ利用できるようにするなら、そのユーザで作業を行ってください。

公式バイナリのインストール手順は以下の通りとなります。

 

1. Blenderの公式バイナリの入手

32ビット版または64ビット版のBlenderをダウンロードします。 お使いのLinuxに合わせてダウンロードしてください。

入手したら次の展開作業に進みます。

 

2. Blenderの公式バイナリの展開

入手したファイルを、以下の手順に従って展開します。


cd $HOME
tar xvf <入手した公式バイナリのtar.bz2ファイル>

展開したファイルは、32ビット版であれば、$HOME/blender-2.72b-linux-glibc211-i686ディレクトリ以下に、64ビット版であれば、$HOME/blender-2.72b-linux-glibc211-x86_64ディレクトリ以下にあります。

 

3. ディレクトリ名の変更

展開したディレクトリ名は長すぎるので、ここでblender2.72bというディレクトリ名に変更します。 32ビット版であれば、


mv $HOME/blender-2.72b-linux-glibc211-i686 $HOME/blender2.72b

とし、64ビット版であれば、


mv $HOME/blender-2.72b-linux-glibc211-x86_64 $HOME/blender2.72b

とします。

 

4. 必要なライブラリが揃っていることを確認

次に、必要なライブラリが揃っていることを確認します。


ldd $HOME/blender2.72b/blender

実行すると、以下のような結果が表示されます。 複数行が表示されますが、ほとんどの行が、"ID => 実体のパス (アドレス)"という書式になっています。

username@hostname:~$ ldd $HOME/blender2.72b/blender
        linux-vdso.so.1 =>  (0x00007fffd89e4000)
        librt.so.1 => /lib/x86_64-linux-gnu/librt.so.1 (0x00007f2f65548000)
        libfreetype.so.6 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libfreetype.so.6 (0x00007f2f652ac000)
        libSDL-1.2.so.0 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libSDL-1.2.so.0 (0x00007f2f65012000)
        libGL.so.1 => /usr/lib/nvidia-331-updates/libGL.so.1 (0x00007f2f64cdf000)
        libGLU.so.1 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libGLU.so.1 (0x00007f2f64a71000)
        libX11.so.6 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libX11.so.6 (0x00007f2f6473b000)
        libXi.so.6 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libXi.so.6 (0x00007f2f6452b000)
        libXxf86vm.so.1 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libXxf86vm.so.1 (0x00007f2f64326000)
        libutil.so.1 => /lib/x86_64-linux-gnu/libutil.so.1 (0x00007f2f64122000)
        libdl.so.2 => /lib/x86_64-linux-gnu/libdl.so.2 (0x00007f2f63f1e000)
        libpthread.so.0 => /lib/x86_64-linux-gnu/libpthread.so.0 (0x00007f2f63d01000)
        libstdc++.so.6 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libstdc++.so.6 (0x00007f2f63a00000)
        libm.so.6 => /lib/x86_64-linux-gnu/libm.so.6 (0x00007f2f63704000)
        libc.so.6 => /lib/x86_64-linux-gnu/libc.so.6 (0x00007f2f63344000)
        /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 (0x00007f2f6576c000)
        libgcc_s.so.1 => /lib/x86_64-linux-gnu/libgcc_s.so.1 (0x00007f2f6312d000)
        libz.so.1 => /lib/x86_64-linux-gnu/libz.so.1 (0x00007f2f62f16000)
        libasound.so.2 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libasound.so.2 (0x00007f2f62c29000)
        libpulse-simple.so.0 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpulse-simple.so.0 (0x00007f2f62a24000)
        libpulse.so.0 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpulse.so.0 (0x00007f2f627dc000)
        libXext.so.6 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libXext.so.6 (0x00007f2f625cb000)
        libcaca.so.0 => not found
        libnvidia-tls.so.331.20 => /usr/lib/nvidia-331-updates/tls/libnvidia-tls.so.331.20 (0x00007f2f620fc000)
        libnvidia-glcore.so.331.20 => /usr/lib/nvidia-331-updates/libnvidia-glcore.so.331.20 (0x00007f2f5f8ef000)
        libxcb.so.1 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libxcb.so.1 (0x00007f2f5f6d0000)
        libpulsecommon-1.1.so => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libpulsecommon-1.1.so (0x00007f2f5f472000)
        libjson.so.0 => /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libjson.so.0 (0x00007f2f5f269000)
        libdbus-1.so.3 => /lib/x86_64-linux-gnu/libdbus-1.so.3 (0x00007f2f5f025000)
        libslang.so.2 => /lib/x86_64-linux-gnu/libslang.so.2 (0x00007f2f5ecb4000)
        libncursesw.so.5 => /lib/x86_64-linux-gnu/libncursesw.so.5 (0x00007f2f5ea86000)
    

これらの行のうち、"/lib/ld-linux.so.2"(または"/lib64/ld-linux-x86-64.so.2")という行はダイナミックリンクを行うリンカそのもののライブラリですので、気にする必要はありません。 続いて、"linux-vdso.so.1 =>"の行のように"=>"の右側に実体のパスが表示されていないものは、カーネルに組み込まれたライブラリですので、これも無視して構いません。 さらに、"librt.so.1 => /lib/x86_64-linux-gnu/librt.so.1"のように実体のパスが表示されているものは、ライブラリが見つかったことを意味しています。

残るは、"libcaca.so.0 => not found"のように"=>"の右側に"not found"と表示されている行ですが、これはライブラリが見つからないことを表しています。 "not found"の行があれば、ライブラリが不足していますので、不足しているライブラリをパッケージからインストールする必要があります。

なお、不足しているライブラリのIDからパッケージ名を知る方法ですが、一般的に、パッケージ名はIDのハイフンか数字の前までか、または、さらに"lib"を除いたものになります。 上記の例では、"libcaca.so.0"というIDから、"libcaca"または"caca"という名前を含むパッケージ名が予測できます(今回の例ではパッケージ名は"libcaca0"です)。

  
不足している("not found"になっている)ライブラリのパッケージのインストールが完了すれば、Blenderを実行するための環境が整ったことになります。
 

5. Blenderの配置

管理者(root)で作業した(全てのユーザが利用できるようにする)のなら、展開した$HOME/blender2.72bを適切な場所に配置する必要があります。 なお、一般ユーザで作業した(このユーザだけ利用できればいい)のなら、この作業は必要ありません。

例えば、/usr/local/blender2.72bに配置するなら、


mv $HOME/blender2.72b /usr/local/

とします。

 

6. Blenderの動作確認

Blenderを起動します。 例えば、/usr/local/blender2.72bに配置したなら、


/usr/local/blender2.72b/blender

とし、一般ユーザで作業した(このユーザだけ利用できればいい)のなら、


$HOME/blender2.72b/blender

とします。

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まとめ

Blenderは、使用しているLinuxディストリビューションのパッケージを試し、正常動作しなければ公式バイナリを導入します。

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